散策

日々の出来事をつらつらと

上京してから散歩が趣味になった

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[5時間のなかで撮った2枚しかないうちの1枚。しかも家を出てすぐ]

2017年に関西にある大学を卒業し、就職で東京に来た。上京してから、都内を歩くことが新たな楽しみとなった。

定期を持っていても、自宅と会社の最寄駅以外で降りることは普段ほとんどない。その間に何があるのか知らないし、実際にどのくらいの距離があるのかもわからない。

22キロ、5時間を...

2017年8月12日には、当時住んでいた国分寺の自宅から、定期区間内の新宿まで22キロ、5時間かけて歩いた。

13時頃に家を出て、新宿駅に着いたのは18時頃。出発前に地図アプリで調べた、徒歩での所要時間とほぼ同じだった。

 

服装はTシャツにスキニーパンツにリュック、3年くらい使っていたランニングシューズと、長距離歩くのにふさわしい服装とは言い難い。

歩いていると、実に様々なことに気付く。 

「この道真っ直ぐ行くと○○に繋がるんだ」。道端でボールなどで遊ぶ小さい子供の姿を見ては、「懐かしいなぁ」。

一眼レフを持って歩いていたので、「これをこうしたら上手く撮れるかな」などと考えながら歩いた。5時間も歩いた割には、撮影したのは2枚だけだったが...。

 

当日の天候は太陽が差したと思ったら曇って見えなくなる時も。最高気温は32度前後だった。

飲み物がないと辛いだろうと思い、自宅から飲み物を持って来た。 「飲む酢 りんご味」。「肌が綺麗になるから」というのをネットで見つけて飲むのにハマっていたのだが、水分補給としては不適切だった。

飲めば飲むほど喉の乾きが進む。飲み終わり、スーパーでポカリを買って飲んだ時、喉が瞬時に潤った。なぜ最初からポカリにしなかったのだろうと我ながら呆れた。

 

歩き始めて、1時間も歩くと疲労が身体を襲うが、ひたすら歩き続けた。すると身体が慣れてきたのか、歩き始めてから2-4時間経つと、脚が前に前に、と動くようになった。「これなら4時間半くらいで新宿着くだろ」と油断し始めた。

だが流石にずっと歩くと暑くて汗をかく。疲れから、歩く速度も遅くなってきた。 Tシャツの袖を捲る。こんなことならタンクトップで来ればよかったと後悔した。

 

最後の1時間が苦痛だった。脚を前に出すのが辛い。ゾンビのようにひきずって歩く。風景やカメラ撮る余裕はなくなっていた。ただ新宿に着くことを目指した。

18時、ようやく新宿駅に着く。脚がガクガクと震えていた。 

新宿で食べて、帰宅後も

新宿駅西口にあるやよい軒で定食を食べ、寄り道せずにさすがに今度は電車で帰った。 自宅についてからも食欲があったので近所のスーパーで菓子パン二つとゼリーを購入しエネルギー補給。ようやく、疲労から解放された気がした。

 

普段であれば寝苦しいはずの夏の日だったが、布団に横になって間も無く、すぐにぐっすりと眠れた。

休日なのに身体を駆使した1日だった。